MbiraskiStereoTrilobite2
MbiraskiTrilobiteのステレオ仕様機。左右のバンクに別れたブレードスタッドの外側にセンサーが設置されている。ボディー中央のサウンドホールを兼ねたスリットにより、振動を左右にスプリットする仕掛けである。

アコースティック的な性能を保証するため、重量物となる電池は、楽器筐体の外部に排除した。また、これまた振動に影響するコネクターのマスを最小限に抑えるため、お馴染みHirose製のミニコネクターを採用している。

ボディー上部には、パンディレクション切替用のスイッチを配置、別筐体に内蔵した、電子スイッチを駆動する。

ブレード数は先祖返りして15本となった。スイッチ配置のために、ブレードの位置が若干右寄りにシフトしている。

不要な倍音の発生を極力抑えるため、ブレード曲角を抑えめに加工した。

音源はこちらにアップしてある。


右はシステムの全体構成の写真である。楽器本体に比較して規模が大きくなってしまうデメリットがあるが、ライヴで演奏することを前提に、シールドの取り回しなど不満に思った点を改良している。

外部電源化の利点はエフェクトボックス的な扱いが可能になる点で、今回はパンスイッチを装備した。また、電源の容量をアップすることも可能なので、今後はこの仕様を全モデルに展開する予定である。

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